シドニーでの年越し

シドニーの年末年始

先月末にシドニーに来て、大学で有機化学のサマーコース(南半球なので、季節が逆)を取りながら、早くも一ヶ月、年末となりました。

仕事をしながらの勉強なので、余り遊ぶ時間もなく、たまに襲う熱波で汗を流しながら、たまにビーチやプールで息抜きもしながら、なんとか生きています。

その前のクリスマス

イギリス系のオーストラリア、シドニーはクリスマスはやはり家族の休暇で、留学生やワーキングホリデーの私達はchristmas orphan、クリスマス孤児と呼ばれ、もてあまします。日本と違い、デートする日ではないので、ちょっと寂しさの意味が違うのですが、25日はお店も閉まるし、持て余し気味になるのです。

こちらは夏真っ盛りで、夏時間も採用されていることもあって、ライトアップされても暗くなるのが夜8時半過ぎ。これもあって今ひとつ気持ちが乗らないのですけどね。

とはいえ、市街地のライトアップは楽しんできました。

街のクリスマスのライトアップ

シドニーと聞くと、欧米を想像しますが、ヨーロッパとはちょっと違うんです。

言ってみると、何もかも大味・・・・

ツリーも、ライトアップの装飾も、なんだか大味・・・・

 

こちらはシドニー市街地のマーティンプレイスという広場に飾られた巨大ツリー

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こちらは、目抜き通りのジョージストリート。

元々はバス通りでしたが、現在トラムを通す工事をしていて、2019年に開通予定です。この時代に路面電車を新たに建設というのもなんとも微妙ですが、ヨーロッパ風を目指しているのでしょう。

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クリスマスの教会

街や人もあまりカトリック色は強くないのですが、大きなカトリック教会がいくつかあります。

その中でSt.Mary Churchが特に大きいのですが、クリスマス当日はそこのミサに行きました。

教会の聖歌隊が歌うミサや、参加者が主に歌うミサなど、当日何回か開かれるので、2回行ってきました。

教会の美しい祭壇

さすがに、こちらは美しかったです。

オルガンの荘厳な響きが鳴り渡り、ここで初めてクリスマス気分が盛り上がりました!

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真夏のクリスマスと年越し

真夏のクリスマスと年越しというのは、リゾートに無縁だった私にはどうもピンと来ないのですが、今後シドニーにこの季節に来る方がいたら、ぜひSt.Mary教会は行ってみてください。

 

そして、今夜の花火。

2万8千発の打ち上げ花火が175箇所で上がる、しかもその時間12分という、日本の花火大会とはかなり異なった趣(やはり大味な感じ・・・)なので、ぜひ見てきたいと思います。

しかし、まともに行くとあちこち入場規制で大変な状態らしく、友人のマンションの屋上から堪能してきます!

皆様、2018年、良いお年をお迎えください!!

オーストラリア

シドニーにて

先週半ば、先月末からオーストラリアに来ています。

経緯と理由は色々あって、あんまり自由な身でもなく、色々勉強しないといけないのですが、10日間ほどシドニーの中心地から25kmくらい離れた郊外で居候生活をしていました。

今日からようやく部屋を借り、移ります。

恐らく年末年始もシドニーですが、こう言うと「いいなあ」とみんな言うのですが、あんまり楽天的な状況でもなく、その先どうしよう、ということもあり、ケセラセラです。

何してるのさ

まあ、そこですよね。

1年間大学に通っていたのですが、昨年諸々の事情で帰国、帰宅、大学は休学にしていましたが、一抹の希望をかけて、サマータームを取っています。

 

有機化学

元々文系というか、芸術系の学部を卒業しているのに、なぜか理系に関連する仕事についてしまい、この先その仕事で独り立ちしていくにはどうしても理系のバックグラウンドと英語は手放せない条件、ということで始めた理系への変換でしたが・・・

留学して暫くしたら父が具合が悪くなり、ステージIVの癌で余命いくばくもないことが判明。

なんとか日本に戻り、父は死につつあり、あっという間に他界してしまったという。

大学はなんとか1年間終えましたが、年老いた母と仕事のことで、どうしても日本に戻ることとなり、1年間。そして、また戻ってみました。

とりあえず、2月前半までの有機化学

これを取らないと、次の学年に進めないので、これを取りながら考えるのです。

シドニーで卒業が難しくなったら、Distance educationが可能な大学に単位を振り替えて、トラベラー学生をするかなあ・・・

それにしても、元々理系に強かったわけではないので、当然苦戦中。とほほほ・・・

シドニー郊外パラマタのtouchable heritage!

10日間くらい過ごしたのは、CBDと呼ばれるシドニーシティーセンターから25kmくらい離れた郊外です。

湘南在住の私からすると、横浜くらいの感じ。

今日は日曜日、少しだけ観光をして、heritageに登録されているエリザベスファームというところに行ってきました。

18世紀後半から19世紀前半のヨーロッパからの入植の時代に、イギリスから来た実業家とその妻が実際に住んだ家と庭です。

建物と家具は再現されたもの、つまりフェイクですが、全て触れて、椅子などにも座れて、のんびりと過ごせました(美術館としてはそんなに密度が高くない、というよりスカスカ・・・(笑))

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ピアノ。いくつか音がでない鍵盤がありますが、弾いてみることもできます!

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素敵なダイニング!

暖炉の火が本物で、その上に鍋が乗っていて、本物の玉ねぎが入っていてあめ色に調理されつつあるという、すごい演出がされていました。当然、家の中に良い匂いが立ちこめています。

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私は寄りませんでしたが、素敵なcafeがあるので、お友達同士やご家族で行ったら、ぜひ軽食かハイティーなどを楽しんでください!

 

イイヒフノヒ

 いい皮膚の日

1112、これはイイヒフと読むのだそう。

大分無理があるような気がしますが・・・

1111はポッキーの日だったそうです。

うーーーーん。

 

湘南在住者としては、昨日は辻堂のテラモの開店記念だったのですけどね。

当日は行きませんでしたが、先週色々買い物して抽選券ゲットして抽選しました。

ティッシュのみゲット、フンっ。

 

イイヒフノヒ。

ヒフ談義です。

最近、厚生労働省が医薬品や医療の規制を強化してるんです。

高齢化が進んで、健康保険が破綻しかけてるから。

以前みたいに薬をルーチンでだらだら処方、とか、先生多めにください、なんてできなくなりつつあるんです。

物議を醸しているというか、厚生労働省のターゲットになっているのが、ピンクのヒルドイド。

ヘパリン類似物質といって、毛細血管の血流がよくなって、水分を補うようなクリームです。

アトピーや乾燥トラブルで皮膚科にかかっている人にはお馴染みじゃないかな。

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私は右手の手湿疹で処方されていました。

しかし、このヒルドイド、ネット上のブログなんかで、自称皮膚科女医という人(か人たち)が、美容クリームとして優秀!と言い出して随分経つらしい。

海外版で、0.3%よりもう少し濃い確か0.6%が平行輸入できるとかいうサイトも見たことがあります。

で、皮膚疾患の根拠がないヒルドイドの処方を禁ずるとか、しまいにはこれを処方箋医薬品から外して、薬局で買うOTCにしようとしてるんです。

問題は、アトピーなんかは勿論、いくつかの抗がん剤などでヒフ症状が強烈に出る薬があるんです。

そうすると、このヒルドイドが大量に必要らしく、OTC化なんか絶対反対運動も起きてまして。そもそもアトピーでも全身に塗る場合、これが何本もいっぺんに処方されるわけですし。

ただ、美容目的でこのクリームが欲しくて医者にかかったとして、初診料や再診料、処方料に薬代、これで得なのかなあ?と思うのですが、美容クリームとしては安いということでしょうか。

これ、内容量少ないんですよ。ニベアやハンドクリームは、顔や足まで塗ってもなかなかなくならないのですが、これはすぐなくなる。

 

でも、アトピーの人だって化粧したいし、キレイなヒフになりたいよね。

乾燥はヒフの不調の一番大きい原因のような気がする。

まあ、1万円の美容液使うならこっちよ、なんていう誘導はともかくとして、ヒフの医療と美容って、近いというか、重なるのは仕方ないんじゃないかと思う。

 

ヒフの病と美容の垣根

皮膚って乾燥から色々なトラブルになるから、皮膚の疾患と美容の垣根って低いような気がする。

結局私の手湿疹だって乾燥でバリアが壊れたのが原因なわけだし、顔が粉ふくような状態だったら、さまざまなトラブルが出るわけで。

化粧が乗らない、というのも女性にとっては病の症状の一つですよね。

手湿疹の事実

私は手湿疹で皮膚科に行って、ステロイド尿素クリームの混合剤と、このヒルドイドを処方されていましたが、結局医者に行って再診料払って処方料払って薬局行くのがめんどくさくなって、皮膚科行くのやめてしまいました。

しかもこの手湿疹、しつこい。

手は吸収が悪いのでステロイドを塗ること自体に抵抗はないのですが、やっぱり食べ物を触ったりする前は塗りたくないものです。

でも、夜だけ塗ろうとすると塗る前に寝てしまう(笑)そして朝起きて右手が寝ている間に乾燥してばりばり、という具合でした。

受診をやめて、現在使っているのは、ひどくなった時はスイッチOTCステロイドのメディクイックと、オーガニックホホバオイルと、エッセンシャルオイルです。

まだ完全にではないけど、正直この方が確実に回復しているという事実。

不思議なんですが、ステロイドもスイッチOTCの小さいチューブが結構使い勝手もいいし、長持ちするんです。皮膚科でもらったのは、尿素クリームと混ぜてあって、ホイップ状態になっていて、小さなボトルに入っていたのが、これも結構無くなるのが早かった。

儲けてるのは、誰だ?

厚生労働省には、私のようなめんどくさがりやが多いと助かるのでしょうね。

でも、医療への信頼がどんどん低くなるという事実も忘れないでいただきたい。 

 

 

湘南の隠れ家食事処、車屋

ひゃっほう、たまには高級懐石も、いいね〜。

 

なんてね、父の三回忌というほど正式なものではなくとも家族で集まってお墓に行って、藤沢の隠れ里車屋でランチでした!

 

無宗教、お通夜なし、お葬式もごく親しい人たちだけを招いてやるようにノートを残した父だったので、三回忌もお墓をお掃除して、神道式に榊を供えて。

本当はお花はなしなのですけどね。

 

海とラメールの墓碑のお墓。

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さて、ランチは藤沢の車屋。

平屋建ての立派な建物で、裏山の借景と美しいお庭がある素晴らしい料亭?でした。

 

これは、お庭。

お店に入ると広いロビーのようなところから、このお庭が一面に広がるので、テンション上がります!

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そしてメニュー。

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お料理はまとめました(笑)

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歳をとってきて、懐石とか和食がすごく美味しく感じるようになりました。

そのきっかけは、出張に行く機会がそれなりにある仕事に就いた時、昼食代支給が1500円内実費だったんです。

会社から東海道新幹線で出張に行く時は品川乗り換えだったのですが、先輩が昼食代をいかにマキシマイズするか、を享受してくれたのです。

それは、品川駅のエキュートなだ万厨房で1200円のおかずのセットを買い、お稲荷やさんで稲荷ずしを二つとお茶を買う、経験則でこれが一番豪華な出張ランチだと。

先輩と出張に行く時に同じように買って、納得!

懐石系和食を美味しいと思うようになったのは、この頃からでした。

 

今回の車屋は、まだお子ちゃまな姪たちには少しケッタイだったようですが、いつか美味しいと思い始める頃もくるよ、とばばくさいセリフが出るようになった今日この頃です。

 

 

湘南のお墓

 

湘南に住む、湘南で逝く

もうすぐ、父の命日だ。

うちは、両親ともに地方出身で、父が東京で働く転勤族で、昔は会社が社宅というものを破格の家賃で提供(そのかわり給料が安かった)していたので、父が退職するまで持ち家というものがありませんでした。前世紀は、退職金で家を買う、という風潮もあったと思います。

父の再就職が平塚になったために、住処を神奈川で見つけようとしたら、川崎や横浜で駅から至便なところは当時高くて、結局湘南に辿りつきました。

湘南には、サーフィンや湘南での暮らしに憧れて住む人が多いですが、私は親が家を買ったから、という理由だけで住み始めました。

私自身は仕事などて暫く家を離れていたのですが、2年前に父の体調が思わしくない、となったらどんどん悪くなり、病院で検査したらなんと、ステージIVの肺癌。入院したら、2ヵ月で他界。いやはや、色々ありました。

ここ一年は私も暫く実家の湘南に暮らして、今はそれなりに楽しんでいます。仕事で東京に行くと、往復の時間はもったいないな、と思うのですが、東京での暮らしもストレスが多そうで。

 

湘南のお墓

両親が神奈川に住処を見つけ、暫くして、両親がお墓も買いました。

鎌倉などは由緒あるお寺のお墓などもあるのですが、檀家でないとだめとか、高かったりとか、駅から不便だったりとか、色々で、新興住宅地ならぬ、新興墓地?のそんなに大きくない(草取りが必要ない)サイズのお墓です。

父の家は神道でしたが、本人は信念を持って積極的に無宗教だったので、お墓もフリースタイル、というかわかりませんが、自由にデザインさせていただき、通常は○○家之墓、と彫るのを、女子供は将来苗字が変わって、それでもこの墓に入りたいのもいるかもしれない、とそれはやめて、「海」と彫りました。父と兄の名前に「海」があるからなのですが、湘南という場所だけに、誰が見ても湘南のお墓、そりゃあ「海」だよね、と思いますよね。

「海」の墓碑が続出

このお墓を買ったのは、その墓地が売り出してすぐだったので、うちのお墓ができたころはまだ周囲にはほとんどお墓がなかったのです。しかし、どんどんお墓が売れていき、今ではお墓は墓地全体にびっしりですが、うちのお墓から周囲を見回すと、うちと同じように「海」と彫ったお墓がいくつもあるではありませんか!

あ、いえ、いいんですけどね。うちは建立者の名前から取ってるのですが、もしかしたら湘南のお墓、ということで勘違いされて後に続いた人たちがいたのかも、と思ったら、父も罪作りだなあ、と思いました。

うちのお墓には、「海」だけでなく、下の詩も彫られています。

La mer
Les a bercés
Le long des golfes clairs
Et d'une chanson d'amour
La mer
A bercé mon coeur
Pour la vie

これは父が好きだったシャンソンのラ・メールのフランス語の歌詞。

La merもフランス語では海ですが、さすがに同じものを彫っているお墓はありません(笑)。

父のお葬式も、父の最期のノートに従い、無宗教で本当に親しい友人だけを招いて行いました。そして、やはり父の望みで、出棺でこの歌を流しました。こういう希望を残してくれるのは、ありがたいです。

しかし。

無宗教のこだわりがあった父も、一周忌や三周忌についてまでは、さすがに何も残してくれませんでした。

まあ、お葬式をミニマムにやったので、盛大にやるわけはないですが、そもそも一周忌や三周忌も仏教の考え方なんですよね。

クリスチャンの友人の家では、一切やらないと言っていたし。

ともあれ、家族と家族の家族だけで、法事もどきを今週末にやります。

父よ、そして、父がかわいがった過去にうちにいた柴犬ちゃんたち、安らかに眠り続けてね。

 

湘南で胃カメラ

肝心の今回の胃カメラ検査

前回大腸カメラのほろ苦い思い出を披露しましたが、今回は本題の胃カメラです。

 

人生初胃カメラ

今回が初めての胃カメラだったわけですが、検査前に色々な人に聞くと、やはりそれなりに辛そうな検査だと口を揃えて言っていました。

喉に管を通す時に、咽頭反射、喉の奥の方をさわると、おえっっとくる、これがかなりキツいと。身体の機能としては、喉は空気と食べ物や飲み物がどちらも通る場所なので、空気が入っていくところに固形物が入らないようにするとても大事な機能なんですけどね。

検査はツラいと。

で、皆さん口をそろえて、麻酔使ってもらった方がいいよ、と言っていたので、麻酔してもらう気満々でした。

 

検査をどこで受ける?

検査をしてもらう病院選び。健康診断を受けた病院で精密検査も受けられればそれも良いのですが、大学病院などで検査を受けると、これは一日仕事になってしまいます。さすがにそれもちょっと、、、と思い、湘南界隈で胃カメラを多くやっていそうなところをwebで検索。

大腸検査のほろ苦い経験から、20代で医師になりたての息子さんがいそうな個人クリニックは避け(笑)、麻酔のオプションがあって、胃カメラに慣れていそうな、余りご老体(失礼)ではない先生の病院。検査は手技と観察眼が大事なもので。

 

おぬき消化器クリニックで検査

というところでたどり着いたのが、藤沢のおぬき消化器クリニックでした。

https://www.onuki-clinic.com/ 

検査の麻酔有無も選べて、当日の説明を受けた上で鼻から入れる胃カメラも選べると。

先生のブログから、お子さんはまだ小さい、そして検査のご経験はかなりあるご様子。

HP上から予約もできるし、電話での質問にも、対応もとても感じが良く、気持ちよく予約できました。

 

検査当日

朝8:45からの検査で、前日夜9時以降は絶食、ただしお水やお茶は飲めます。

バリウムより、ずっと楽でした。

クリニックでは待ち時間もほとんどなく、すぐに検査室に呼ばれ、検査技師さんと思われるハキハキとした女性が、検査の細かい説明をしてくださいました。そこで、鼻の様子も少しみて下さって、鼻は通りやすそうだから、鼻からの検査をオススメします、と言われ、その通りに。

全身麻酔をかけると、その日はそれなりに影響が残るそうで、集中力が下がったり、ふらついたりすることもあるとのこと。鼻からの内視鏡だったら、麻酔も局所麻酔でまったくそういうことはないそうです。

 

鼻からの胃カメラ

鼻を通すスプレーを入れたり、局所麻酔を吹きかけたり、あっという間に準備は終わり、先生のご登場。

カメラの画像も自分から見えるところに設置されています。検査の間、技師の先生がずっと背中をさすってくださり、管が鼻を通り、喉を通るところで、「一度ごくんと唾を飲んでくださーい」と言われ、ごっくん。

カメラが食道~胃に入っていきます。先生が色々解説しながら、食道、胃、十二指腸の入口あたりを観察、結果としては胃にポリープが二つありましたが、食道から十二指腸まで状態はとても良いので、恐らくこれは問題ない、と。

一つだけ組織を取り、検査にまわすとのことで、その管の先端でポリープの一つを吸引して組織を取るところまで、自分で見られました。痛みは全くありません。

 

痛くない

鼻を通るときの痛みですが、私の場合痛いというか、涙が出る刺激?が目にいき、涙がこぼれました。人によってはヨダレがでるそうですが、ともかく聞いていた口からの内視鏡とは比べ物にならないほど楽だったのだと思います。

検査後は、鼻の局所麻酔が切れるのが1時間程度、それまでは飲食を控えて、最初にお水を少し飲んで、問題なければ普通に食べて大丈夫、とのことでした。胃の組織も取りましたが、当日のアルコールを控える以外の制限はなし。さすがに、激辛のものとかも、避けた方が良いと思いますが、特に気をつけることもないとのことです。

 

検査結果

胃のポリープの組織検査の結果は、10日後に聞きに行きました。

結果は、底腺ポリープという良性のポリープ。良性でしたが、診察室で、先生が画像を見ながら色々詳しく説明してくださいました。結果的には胃とその上下の管はとても健康でしたが、普段の生活で食事の時間が不規則になるとか、食べ過ぎちゃう、食べられなくなる、そういう時のアドバイスをとても詳しく説明してくださり、非常に良かったです。

 

まとめ

人生初めての胃カメラ、鼻から検査して、思いの他楽に受けられました!

鼻からの内視鏡が出来るようになったばかりの頃は、組織取れなかったんです。でも今はポリープがあっても、大丈夫。

おぬき消化器クリニック@藤沢、土曜日も開いています。藤沢駅からも近く、湘南や近隣にお住まいの方にはとってもオススメです!

こちらのクリニックでは、大腸内視鏡検査も勧めているので、何年か後に、受けてみようかな・・・・!

健康と精密検査:大腸カメラのほろ苦い思い出

健康でもたまには精密検査

食べたり飲んだりが、どうしても好きなのですが、たまには健康ネタでいきましょう。

8月初日に2、3年ぶりに受けた健康診断で、胃ポリープで引っかかってしまいました。健診が久々だったのは会社を辞めてオーストラリアに行っていたからですが、前はいくつかオプションをつけても、ほぼほぼオールA。

ただ、若い頃に一度検便で引っかかって、当時伯母と伯父に大腸がんが見つかったので、それを機に一度大腸内視鏡は受けました。その時のほろ苦い思い出があり、今回の胃カメラはどうしたものか、というかどこでどうやって受けようか、と暫く悩んでいました。

大腸カメラ第一関門

ほろ苦い思い出、、、、

大腸内視鏡はお尻からカメラがついた管を入れる検査で、内視鏡前に2リットルの下剤を飲んで、胃腸の中を全部出してきれいにしてから受ける必要があります。これが最初の難関。美味しくもないポカリスエットが重たくなったような飲み物を2リットル飲みながら、トイレに通う。下剤液体が味がまずいわけではないのですが、段々身体全体が拒否し始めるのを、無理やり飲んで出す。そして、液体なので、段々身体が冷えてくるんです。

大腸カメラ本関門

その後検査そのものが、下手な先生がやると、痛いです。というのも、腸はふにゃふにゃなので、管を大腸が始まるところまで通すのに、空気を入れると通しやすくなる、これが痛い。上手な先生は、空気をほとんど入れずに入れられる。経験値がないとだめなので、どの先生も若い頃は検査を受ける人に痛い思いをさせてしまうのだと思いますが・・・あと、腸はふにゃふにゃなので、手術歴や他の臓器に疾患があると、腸が癒着、つまり外側でくっついていることがあって、そこに管を通す先生も通される患者も大変になります。

で、当然上手な先生にやってもらいたいわけです。当時もこの検査の手技を売りにしているクリニックはいくつかあって、定評があるクリニックを予約しました。

ハップニング

なんと検査の数日前、その医師が交通事故で怪我をしたので、検査中止と・・・お一人でやっているクリニックなので、中止でした。

検査が上手というクリニックって混んでるんですね。約3ヶ月くらい待っていて検査中止、しかも交通事故なのでいつ復帰できるかわからない。

そこで、別の大腸肛門科を予約しました。そちらも検査はかなりこなしているようでしたので。

トレーニング台!?

私は根本的に誰が見ても健康に見えるんです。既往歴、つまり今まで重大な疾患にもかかってなくて、手術歴もない、入院歴もない、薬も服薬していない、医学的には若年者、恐らく腸の癒着もない。で、そのクリニックでの検査は、院長先生立ち合いの元、若い先生、どうやら息子さんがやりました・・・・私はまるでトレーニング台!

多少の鎮静剤は使いましたが、意識はあったので、自分も画像も見ていましたし、院長先生が「ほら、そこ、いや、こっち、いや、あっち、よし、そこだ、」みたいな指示をしていて、やはり空気を入れられ、「先生、お腹痛い・・・」と時々つぶやく私。

ポリープが一つあったんです。ただ、これ、若年性大腸ポリープ。これも内視鏡で切除して、組織検査に出した結果だったわけですが、これも若い先生のポリープ切除の練習だったのか!?ちなみに、「高齢者にもできますから」だって!

ちゃんと支払いました。美容院のカットモデルだと、昔は無料でしたが、今は特別料金だったりするのかな?

オーストラリアでは、すごく安い値段で理容の専門学校でカットモデルでカットしてもらったりできます。かくいう私はオーストラリアのマッサージの資格を専門学校で取りましたが、ここでも学生クリニックがあって、学生にとっては単位の実習、このクリニック自体は非常に安価ですが、トリートメント料は取っていました。

医師の場合は、当然医師免許は持っているし、研修も済ませているのでしょうが、熟達するには経験値と指導者が必要なのでしょう。ならば、検査代を多少安くしてくれ、と言いたいところですが、院長お父様がついているので、問題があれば交代できる、というところですかね。

結局大腸も健康も、何も問題はなかった検査でしたが、この思い出があり、今回の胃カメラは実験台にならない、も条件に入れて選びました。こちらの感想は次回に書きたいと思います。

医学だけではなく、検査も進歩する

医学、医薬の進歩はめまぐるしく、画期的新薬やロボット手術、と留まるところを知りませんが、検査も進歩しています。

どうやら2Lの下剤も不要なクリニックがあるらしいです。

https://www.tokyo-bayside-cl.jp/colon_camera/

病院を受診するときだけではなく、検査もよく調べて受けるべきですね。

私も次回大腸カメラを受けるときには、参考にしたいです。